私には、みなさんと同年代の娘と息子がいます。
娘は、高校で部活動や学校の課題に追われて、いつも忙しそうにしていました。先生からは、よく「夢を持て」と言われたそうですが、「やりたいことがない。やりたいことが見つからない」とこぼしていました。
そうですよね。大人たちは簡単に「夢を持て」と言います。早くから、しっかりとした夢を持っている子もいると思いますが、まだまだ自分の人生に自信が無くて「夢なんて口に出せない」という子も多いかも知れませんね。
実は私もそうでした。
大学時代は教育学部で学び、卒業と同時に小中高の教員免許をいただきました。でも、実はその後教員にはなりませんでした。先生という仕事は、未来ある子供たちの人生を左右する、とても責任のある仕事です。そんな責任ある仕事を、「私なんかがしてもいいのだろうか」と考えると、とてもそんな資格はないと思ったのです。
そんな弱い自分でしたから、みなさんにえらそうなことは言えません。娘にも「とりあえず、好きなことをしたらいいんじゃないの」としか言えませんでした。
ところが、なんと! いま私は、50歳代後半にして政治家を目指しています(^_^)。
夫の故郷である淡路島・洲本に住んで10年。「洲本がもっと輝くために、役に立ちたい!」と思うようになり、今はそれが夢になりました。「無謀だ」と言う人もいましたが、家族や周囲の方々からの理解や応援もいただき、いまはワクワクしながら夢に向かっています。
高校生のみなさんは、自分の将来に対して、まだはっきりと分からないことも多いでしょう。そんな時は「必ず自分の未来は良い方向に行く、自分の適性に合った自分の能力と個性を発揮できる、自分に相応しい道に行ける」と信じてみてください。
そして、目の前のことを精一杯こなし、不平不満を言わずに「今やっていることは、将来必ず何かの役に立つ」と信じて日々を過ごしていって欲しいです。
よく耳にする言葉だと思いますが、私の経験からも言えることは、「人生意味のないことは一つもない」ということ。良いことも悪いことも、すべて意味があります。今は悩んでいても、今はわからなくても、必ず後になって「あれやってて良かった」と思える日が来ます。
そうそう、GReeeeNも言ってますよね。「僕らは悩み続ける『旅人』なんだ」。そして「未だ遠いけど、いつかたどり着くと信じて大きな声で歌おう」って(「旅人」作詞・作曲:GReeeeN)。私たちは、意味ある人生を歩む旅人なのだと思います。
日々の学校生活も忙しくて大変でしょうが、今の大変さは未来への投資と思って頑張ってくたさい。おばさんになって、新しい夢を見つけた私も頑張ります! |